本記事は、無印良品の子供用「直角靴下」のレビュー&「ずり落ちない」かを検証した記事です。
筆者の娘が通う幼稚園では、靴下は「白」と指定されています。
娘は、スーパーの衣料品コーナーで買った普通の(?)「スクールソックス」を履いています。
朝はぐーんと伸ばした状態で登園しますが、
帰りの時間お迎えに行くと、
わが子供の靴下は完全にずり落ちています。100パーセント毎日です。
ルーズソックスですかってくらい。
ずり落ちた靴下を自分であげるという概念を未だ持ち合わせていない幼稚園児の娘。
ずり落ちた靴下を履いて笑顔で幼稚園から帰ってくるのです。
筆者としては、別にピシッと完璧にくっついた状態でいて欲しいわけではないのですが、100%というのは下がりすぎなのではないかと思いまして…
ずり落ちない子供用の靴下を探していたら、無印良品の「足なり直角靴下」を発見しました。
早速、無印良品の「足なり直角靴下」を購入して確認してみたところ、
幼稚園生活で完全にずり落ちないとまではいかないけど、
他と比較したらずり落ちにくいことが分かりました。
本文で、商品をレビューしますね。ずり落ちない検証もしてみたのでご覧ください。
無印良品の「足なり直角靴下」は2006年生まれ
無印良品の「直角靴下」は2006年生まれの大ヒット商品です。
2006年11月、たった3アイテムでスタートした「足なり直角靴下」は、大ヒット商品となり、2010年2月には無印良品のすべての靴下が直角になりました。
<出典>無印良品 くらしの良品研究所/プロジェクト/足なり直角靴下/2 足なり直角靴下の誕生 ーチェコのおばあちゃんとの出会いー
なんと15年以上も前に誕生していたんですね。いやん、知らなかった。
直角靴下とは、その名の通りかかとが「直角」になるように編み上げられている靴下です。
発売以来、改良を重ねられてる直角靴下ですが、どうやら「ずり落ちにくい」らしいんです。もう少し詳しく見てみましょう。
直角靴下が「ずり落ちない」理由は、かかとと同じ90°だから
直角靴下がずり落ちにくい理由は、人間のかかとと同じ角度で編み上げているからとのこと。
無印良品のサイトには、「足なり直角靴下」のポイントが以下のように記載されています。
一般的な靴下は120°でできていますが
無印良品の靴下は、かかとのかたちに合わせてすべて90°に編み立てた「足なり直角靴下」です。
では、かかとの角度に合わせると何が良いのか?
ポイントは3つあります。
1.おなじ90度だから、かかとにフィットする
2.かかとがすっぽり収まるので、動きによる「ずれ」を抑えて、ずれ落ちない
3.靴下全体が足にフィットしているので、足首部分を締め付けなくてっもフィット感がある
<出典>無印良品公式サイト/特集/【商品開発者が語る無印良品】直角の理由
人間のかかとと靴下のかかとを同じ角度にすることで、動くごとにずり落ちる原因となる「余分なたわみ」がでない。だから、直角靴下はずり落ちにくいということです。納得です。
【レビュー】子供用の直角靴下を購入してずり落ちないのか検証
ここから、直角靴下の商品レビュー&ずり落ちないかどうかの検証に入ります。
求める「ずり落ちない」靴下とはレッグ部が落ちてこない靴下
レビューを始める前に、前置きとして。
筆者の求める「ずり落ちない」靴下とは、履き口が足首の方へ落ちてこないものです。
靴下のレッグ部(履き口からかかとまでの部分)が下に落ちてこないものを「ずり落ちない」靴下と書いています。
一方、無印良品の商品説明の「ズレ落ちない」とは靴下が脱げてこないこと、つまりフット部(=かかとからつま先までの部分)がズレないことを指しているように見えます。
つまり、筆者の求める「ずり落ちない」靴下と無印さんの「ズレ落ちない」とは同じ意味ではないのかもしれません。
しかし、靴下が脱げてこないことは、レッグ部も引っ張られないことにもなるような気もする…
そう、互いに完全に違うとは言い切れない…かもしれない
時を戻そう。
ですので、筆者の期待と商品の”売り”にズレがあるかもしれませんが、本記事では筆者の期待する”レッグ部が「ずり落ちない」靴下”なのかを検証していこうと思います。
子供用の直角靴下をネットで購入
無印良品の「足なり直角靴下」の子供用をネット通販で購入しました。
筆者の家近くに無印のお店はないのです( ;∀;)
今回購入したのは、子供用「足なり直角靴下」のレギュラー丈とハイソックス(白)です。
無印良品の公式通販サイトからも買えますが、
筆者が利用したのは「LOHACO」という通販サイトです。
LOHACOって、有名?なのかな。「アスクル」さんが運営している個人向け通販サイトです。日用品や食品もそろっていますが、無印の商品も買える上、配送料が220円と安いんです。我が家の場合は、お店に行く電車賃より配送料の方が断然安いのでありがたい限りです。
そんなわけで、LOHACOで子供用靴下を2足、購入しました。
翌日、購入した子供用「足なり直角靴下」が到着。いざ開梱
パソコンからぽちっとした翌日、購入した子供用「足なり直角靴下」が自宅に届きました。さすがアスクルさん!ちゃんと明日に来ました◎
いざ、開梱の儀。
箱を開けると、クッション材。
クッション材の下に
商品の靴下と納品書。
靴下はビニールに入ってました。万が一雨に濡れても安心ですね。
早速タグを切ってみます。
なんと!糸を一本切るだけで完了。…うつくしい。
よく新品の靴下についてるアレ…”白いプラスチックの片方がTになってるやつ”を切り取るのって地味に面倒なんですよね。靴下を間違えて切らないように神経使うし、切った後「Tの方」が行方不明になったりするし…。
タグを切ったら開梱の儀は概ね終わりではありますが、
デザート替わりに靴下のタグの裏面についてたRFIDのアンテナとチップの写真を乗せておきますね。
え?いらない?商品管理されてるなぁって感じがして良くないですか?(笑)
以上、注文した翌日に無事届いた靴下の開梱の儀、これにて終了です。
購入した子供用直角靴下の角度を測ってみる
ずり落ちないことを期待して購入した子供用靴下。実際に履く前に靴下の角度を計測してみました。
前述したように、一般的な靴下はレッグ部とフット部の角度が120°のところを、無印良品の「足なり直角靴下」は90°で編み上げられているとのこと。
どれどれ、測ってみよう…と思ったら、
角度を測るための分度器が手元になかったので、折り紙で角度を測る道具を自作しました。
折り紙で角度を測りたくなった方はどうぞお試しください↓(笑)
直角靴下と手持ちの靴下を重ねると、確かに角度が30°違う
手持ちの靴下(スクールソックスと呼ぶことにします)と、購入した直角靴下を重ねて比較したところ、
たしかに30°の角度差がありました。
↑下にスクールソックスが置いてありますが、見えにくいので黄色で輪郭を書いてみました。
これが、一般の靴下(120°)と足なり直角靴下(90°)の差(120°-90°=30°)と言うことですね。
この角度差を生むのが「かかと」部分。
かかとの曲線を作る部分の角度を計測してみましょう。
スクールソックスが90°、直角靴下が120°。直角靴下はかかとの部分が大きく作られていることが分かりますね。この差がフット部とレッグ部の角度差につながってるって訳か…ナルホドナルホド。
以上、直角靴下とスクールソックスの角度差を確認しました。
【実験】子供の靴下が「ずり落ちない」か検証してみる
ここから、実験コーナーに入ります。
無印の「足なり直角靴下」は「ずり落ちない」のかを検証します。
さあ、実験を始めようか。
子供に左右片方ずつ靴下を履かせて「ずり落ちない」かを検証
無印の「足なり直角靴下」と手持ちの「スクールソックス」のハイソックスを左右片方ずつ子供に履いてもらい、自宅で検証しました。
履いた様子がこちら。
立った時、緑丸で囲んだ辺のシワが違いますね。スクールソックスではシワが数本出来ていますが、直角靴下はほぼありません。
これが直角の力ってやつか。
この状態で、娘には自由に遊んでもらい、片方が完全に下がるまでひたすら待ってみました。
…1.5時間後。
あ!スクールソックスがずり落ちてる!
スクールソックスは完全にずり落ちました。
一方、膝上まであった直角靴下はひざ下まで下がっているものの、ちゃんとハイソックスと呼べるくらいまで伸びた状態です。ずり落ちてない!
お次は、左右の靴下を変えて実験です。
右足に直角靴下、左足にスクールソックスを履いた状態で
またまた自由に遊んでいただきました。
待つこと5.5時間。
どちらかが完全にずり落ちるまで待とうと思っていましたが、なかなかずり落ちてこない…気温が上がって汗で靴下がずり落ちにくくなったのでしょうか。
ここで一旦終了。
スクールソックスは半分ずり落ちた、と言うところです。
一方、直角靴下はやはりひざ下までは下がったものの、ずり落ちないでキープできていました。
後日。直角靴下を何回も履いて洗濯・乾燥を繰り返し、小さな毛玉が出てきた頃にもう一度実験しました。
片足ずつ、直角靴下とスクールソックスを履いてみました。
直角靴下がひざ上まで届かなくなっている…酷使してるから縮んだんですね。
やはり直角靴下はずり落ちませんでした。
逆の足でも、
直角靴下、ずり落ちませんでした!
今回の自宅での検証結果、スクールソックスと比較すると無印の足なり直角靴下がずり落ちにくいことが分かりました。
「ずり落ちない」靴下を履いて幼稚園へ
子供用に購入した無印の直角靴下がずり落ちにくいことが分かったので、実際に幼稚園へ履いて登園してみました。
朝は、ピーンとしていた靴下が、
お迎えに行ったときは、
おぉっ!片方生き残っているではありませんか!!
完全にずり落ちた…とは言い切れない!
別の日の朝。ピーンとしていた靴下。
お迎えの時は、
んーーー、びみょー。
シワシワではありますが、両足ともふくらはぎ半ばでなんとか食い下がってる状態です。
そしてまた別の日、迎えに行くと、
完全にずり落ちていました。この日は完敗です。
直角靴下を幼稚園に履いていった日は、完全にずり落ちない場合もある…というところですね。
幼稚園では着替えをしたり靴を履き替えたりトイレに行ったり、歌ったり踊ったりしてるので、靴下は、激しい振動・強い摩擦・繰り返される謎の動きに見舞われ、この過酷な環境に耐えきらなければずり落ちてしまう…
だから、完全にずり落ちないというのは相当難しいってことなのでしょうね。
一方、スクールソックスの場合は、↓こんな感じ。
ずり落ち度100%です。
別の日も。
スクールソックスは、完全にずり落ちています。
そう。ずり落ち100%のスクールソックスと比較すると、
なんとかずり落ちなかったこともある「直角靴下」は「ずり落ちにくい」と言って問題なさそうですね。
ずり落ちない以外に「直角靴下」の気づいたところ
今回の記事では、無印の「直角靴下」がずり落ちないことに注目してきました。
最後に「ずり落ちない」以外に直角靴下の良い点など”気づいたこと”を5つ挙げます。
- 靴下のサイズが書いてある
- 名前を書く欄がある
- サイズの幅が広い
- 履き心地は不明
- 手触りが優しい
直角靴下の履き口を折り返すと、
サイズが書いてあり、その横に名前を書くことができます。これ、実用上結構ありがたいです。洗濯の時にペアが分かりやすいし、幼稚園は記名が必須なので。
今回購入した靴下のサイズ表記は15~19cm。比較対象にしたスクールソックスのサイズ表記は16~18cmなので、直角靴下は上下1cmずつ広いんです。
どうやらかかとがすっぽり収まるから長く履けるらしいです。娘の足が19cmになるまでの間1本の靴下を履き続けるかは分かりませんが…メリットのような気がしたので書いておきました。
また、無印の直角靴下は「かかとにフィットするから履き心地がよい」ことがウリ。
ですが、筆者自身は履いていないので、残念ながら履き心地は不明です…口コミなどでも断然評価されているんですよ、履き心地がいいって。大人用も一緒に買って試せばよかったなぁ(/_;)。
ただ、靴下は「つま先から引っ張って脱ぐ」ものだと思っている筆者の娘は、自力で直角靴下を脱ぐことができなかったので、しっかりフィットしているんだろうなと感じました。
オーガニックコットンの良さ(?)なのかは分かりませんが、手触りはやさしいですね。
以上、直角靴下について気づいた点5つを軽めに紹介しました。
まとめ
無印の直角靴下を購入してずり落ちないのか検証した結果、幼稚園生活で完全にずり落ちないのは難しいけどスクールソックスと比較するとやはり「ずり落ちにくい」ことが分かりました。
ずり落ちない靴下をお探しのママさんは一度試してみてもいいかもしれません。
そうそう。昔、女子高生のルーズソックスを止めてくれていた懐かしの「ソックタッチ」も現役で売られているようです。
ピシッと止めたい方は液体靴下止めの「ソックタッチ」をどうぞ。
容器の色は「ピンク」と「ブルー」がありますが、中身は同じらしいですよ。