本記事では、足・靴に関する『研究や教育』をしている団体を紹介します。
足や靴の専門家は、多くの業種に渡ります。
たとえば…
人間の足の仕組みを研究するお医者さん、
足に合った道具を研究する人間工学の研究者、
靴をデザインしたり販売する人、
足の痛みをケアする人…など
分野や立ち位置は様々ですが、足や靴の研究、教育、取り組みを通じて靴を履く人の健康を目的としている方や団体はこちらです。
①日本靴医学会
②一般社団法人 足育研究会
③特定非営利活動法人 日本足育プロジェクト協会
④NPO オーソティックスソサエティ
⑤靴教育のエキスパート 吉村眞由美
⑥一般社団法人 足と靴と健康協議会
⑦一般社団法人 日本靴育協会
※当サイト調べなので、他にも同じ趣旨の団体はあるかと思います。お気づきの点がありましたら、お問合せ下さい。
各団体の概要と取組みを紹介します。
「コドモくつ調査隊」の調査用メモでもあります、興味のある方は読み進めてください!
- 足と靴の研究をするお医者さんの学会『日本靴医学会』
- お医者さん主体で他業種と”足の健康”へ取組む『足育研究会』
- 日常から足を健康に育てる「足育」の普及に取組む『日本足育プロジェクト協会』
- 足、靴、インソールの研究・教育・啓蒙活動を行う『オーソティックスソサエティ』
- 靴教育のエキスパート『吉村眞由美』
- 靴合わせの専門家”シューフィッター”を養成『足と靴と健康協議会』
- 日本靴育協会…”靴育シューズアドバイザー”(正しい靴の選び方)
- まとめ
足と靴の研究をするお医者さんの学会『日本靴医学会』
名称:日本靴医学会
目的:
日本靴医学会は、靴と足に関する医学的知識と技術の進歩・普及をはかり、学術文化の向上に寄与することを目的としています。
<出典>日本靴医学会 http://www.kutsuigaku.com/outline/index.html
創立:1987年
会員:700名(2017年7月31日現在)
主な活動:学術集会、学会誌「靴の医学」の発行
所属するのはお医者さんがメインのようですが、靴関連の専門家や教育・介護等“靴に関心のある方に窓口を開いている”とのことです。
学会誌「靴の医学」は、年二回発行され、1号は学会の抄録号、2号は論文誌です。なんと!会員でなくてもweb上で創刊号から閲覧できます。
お医者さん主体で他業種と”足の健康”へ取組む『足育研究会』
名称:一般社団法人 足育研究会
目標:
足育研究会は「0歳から足の健康をまもり、100歳まで自分の足で歩ける」社会を実現することを目標に、2015年1月設立されました。
<出典>足育研究会HP http://www.sokuiku.jp/about.html#01
設立:2015年
主な取組み:スペシャリスト紹介・あしよわを防ぐ活動(あしよわバイバイダンス)・足のトラブル無料相談・交流と勉強会・動画配信・オリジナル商品開発
足育研究会には『医療・フットケア・フットウェア・情報・運動部会』が設けられています。お医者さんが代表をされていますが、他業種と連携して足を健康にする取り組みを行っているんですね。
足が弱ることを「あしよわ」と称し、あしよわを予防・改善するための”あしよわバイバイダンス”を作り講座やインストラクター養成も行っています。
日常から足を健康に育てる「足育」の普及に取組む『日本足育プロジェクト協会』
名称:特定非営利活動法人 日本足育プロジェクト協会
目的:
足元からの健康に関連する業界の健全な発展及び子どもから高齢者の健康で快適な生活に寄与する事を目的に2013年2月に設立いたしました。
<出典>日本足育プロジェクト協会HP https://ashiiku-pj.com/
設立:2013年
主な活動:足育アドバイザー®育成、講師派遣、足育イベント、講座の実施
子供の足を守りたいと立ち上がった”ママのサークル”が発祥の団体です。
「足育アドバイザー」は、子育て支援センターや保育園等で、足計測や講座を行っているようです。
足、靴、インソールの研究・教育・啓蒙活動を行う『オーソティックスソサエティ』
名称:特定非営利活動法人(NPO)オーソティックスソサエティ
目的:
医療機関において足の悩みを訴える方が年々増加する中、「手術以外で足の悩みを解決できる方法はないのか」その治療方法を研究する目的で、1993年に足に装着する中敷(インソール)の研究集団、オーソティックス研究会が設立されました。
<出典>オーソティックスソサエティーHP http://www.orthotics-society.or.jp/visitor/about/history.html
設立:1993年(2001年名称変更)
主な活動:靴とインソールの研究、「親と子の足の健康広場」等イベント開催、「フットケアトレーナー」育成
インソール(中敷き)の研究者から発足した研究会なんですね。
研究活動だけでなく、イベントで啓蒙活動を行ったり、トレーナーを育成するなど広く活動されています。
靴教育のエキスパート『吉村眞由美』
名前:吉村眞由美
活動内容:
「かかとトントン」靴をしっかり履こうね!を合い言葉に
「靴の正しい使い方教育・シューエデュケーション®」を推進・啓発しています。保育現場・教育現場で「正しい靴教育を行う指導者・シューエデュケーター®」の養成を行っています。
<出典>吉村眞由美オフィシャルサイト http://yoshimuramayumi.com/concept.html
日本の靴文化の構築、靴教育の一般化に取り組んでらっしゃる研究者です。
保育園や学校で正しい靴教育を行うように推進していて、教育者の育成事業も行われています。
靴合わせの専門家”シューフィッター”を養成『足と靴と健康協議会』
名称:一般社団法人 足と靴と健康協議会(FHA)
理念:
「消費者に満足していただけるシューフィッティングサービスに務める」
活動内容:
足により良くフィットする靴を提供するためにシューフィッターを養成・認定したり、一般消費者に向けて情報を提供している団体です。
<出典>足と靴と健康協議会HP http://fha.gr.jp/about
発足:1965年(発足時名称:日本婦人靴研究会)
靴やさんで、足に合った靴を教えてくれる人がシューフィッターなんですね。
日本靴育協会…”靴育シューズアドバイザー”(正しい靴の選び方)
名称:一般社団法人 日本靴育協会
日本靴育協会は、正しい靴選びはもちろん、
・履き方
・姿勢
・歩行
を合わせた靴育カリキュラムで『健康寿命』に貢献してまいります。
<出典>森千秋公式ブログ https://ameblo.jp/kutsuiku/entry-12425496059.html
主な活動:シューズアドバイザー、フットカウンセラー養成、靴教育の講座開催など
公式ホームページが見つからないため、代表の方の公式ブログを参考にしました。
正しい靴の履き方に加え、姿勢や歩行から足と靴のトラブル改善に取り組んでるんですね。
まとめ
足・靴の研究や教育を行う7つの団体や先生を紹介しました。
靴業界から発足した団体や、危機意識を持って立ち上がった団体など関わる方の業種は様々でした。
日本人のほとんどの人は、毎日靴を履くのに靴への意識がまだまだ薄いのが現状です。
子供靴に興味を持った以上、本サイトもより多くのママに足・靴の大切さを伝えられるサイトに成長していきたいと決意を新たにしました!