本記事では、NIKEの子供靴「ダイナモフリー」と「タンジュン」を比較します。
そうなのです。
NIKEの子供靴は、NIKEサイズ表によると、履くことを想定している子供の「足のサイズ」と「表記サイズ(cm)」が一致しないことが分かりました。
詳しくは、コチラの記事を御覧ください。↓
NIKEサイズ表はNIKE子供靴に共通のサイズ表ですが、モデルが変われば形もサイズ感も変わります。
だから、↓こんな疑問↓を持つママもいるはず。
NIKEの子供靴「ダイナモフリー」は大きめに出来てるって聞いたことがあるけど、
NIKEの他のモデルよりも大きめに出来てるってこと?
この疑問にお答えします。
同サイズの「NIKE ダイナモフリー」と「NIKE タンジュン」を比較したところ
足の長さ方向のインソール長は【 ダイナモフリー < タンジュン 】でした。
つまり、ダイナモフリーは大きめと言い切れないことが分かりました。
「靴が大きめ」と聞いたとき、靴のサイズとして一番馴染みのある「足の長さ」を考える人が多いと推定し、インソール長を比較しました。
※補足:足の構造、靴の構造はとても複雑なので、一概に「大きめ」と言っても色々な基準が考えられます。だから、「言い切れない」というなんとも煮え切らない答えになっていることをお許しくださいませ‥。
本文では、表記サイズ16cmの子供靴「NIKE ダイナモフリー」と「NIKE タンジュン」を比較しましたので、写真付きで説明します。
NIKE子供靴「ダイナモフリー」と「タンジュン」
まず、今回比較するNIKEの子供靴「ダイナモフリー」と「タンジュン」を紹介します。
ダイナモフリーは、紐や留め具のないいわゆるスリッポンの子供靴です。
柔軟性が特徴のダイナモフリーは、子供が集まる場所では必ずと言って良い程見かける人気子供靴です。
タンジュン子供靴はゴム紐とマジックテープで甲を留めるタイプの子供靴です。
シンプルが特徴のタンジュンシリーズは大人用子供用ともあるため、親子でお揃いのNIKEシューズを履きたい人の夢を実現させてくれる靴です。
サイズ表記16cmのNIKE「ダイナモフリー」と「タンジュン」を比較
今回、比較する靴はサイズ表記16cmの「ダイナモフリー」と「タンジュン」です。
サイズ表記はいずれも16cm(=USサイズ 10C)。
ダイナモフリーは未使用品です。
タンジュンは、筆者の娘が着用していたものなので、汚れや履き癖がついています(すみません)。
補足:タンジュンは未使用品ではないため形状や一部大きさが多少変化している可能性はありますが、新品時に計測したインソール長と現在のインソール長が変化していないことを確認し、今回の比較に影響はないと判断しました。
それでは、ダイナモフリーとタンジュンを比較してみます。
インソールを比較
16cmサイズ表記の「ダイナモフリー」と「タンジュン」のインソールを比較すると、形が異なり、長さはタンジュンの方が長いことが分かりました。
ダイナモフリーとタンジュンの左足インソールを取り出します。
並べただけでは分かりにくいですが、重ねてみると形が違うことが分かります。
指先の形状が大きく異なりますね。
違いが分かりやすいように、同じ大きさのマルを書いてみます。
ダイナモフリーはインソールの指先形状が丸いのに対し、タンジュンは親指から小指に向かって角度がついています。
同じサイズ表記で同じNIKEの子供靴でもこれだけ違いがあるので「靴は試着が大事」と言われる理由が分かりますね。
次に、長さを測ります。
ダイナモフリー:17.2cm
タンジュン:17.6cm
インソールの長さは、タンジュンの方が4mmほど長いです。
定量的に表せるインソールの長さを比較すると、タンジュンと比較してダイナモフリーが大きめとは言えない結果になりました。
※計測値はあくまでも、筆者の手作業なので数値は参考程度にとどめてくださいませ。
以上、同じNIKEの子供靴であるタンジュンと比較したところ、ダイナモフリーのインソールは形が異なり、足長方向は大きめとは言えないことが分かりました。
NIKEダイナモフリーとタンジュンのその他比較
インソール以外の部分を並べて見てみましょう。
数値で表すのは難しいので定量的な比較はできませんが、違いを見ていこうと思います。
まずは上から見た、ダイナモフリーとタンジュンの左足写真です。
履き口部分の長さ(かかとからタンまでの長さ)はダイナモフリーが大きめです。
これは、ダイナモフリーが留め具のないスリッポンだからと考えられます。
マジックベルトを外して履き口を広げて足を入れることができないので、履き口が大きくないと物理的に足が入らないですものね。
お次は下から見てみます。
上から見たら右足か左足か分かりにくかったダイナモフリーも、下から見たらはっきりと左足用だと分かります。
どちらも工夫を凝らされたアウトソールということが伝わってきます。
横から見てみます。
つま先部は、このように巻き上げられています。
後ろから見てみましょう。
矢印をつけた部分(ミッドソールより上の部分)はダイナモフリーのほうが大きめです。インソールの上からかかとまでの長さ計測を試みましたがうまく測れなかったのですが、若干ながらダイナモフリーの方が大きめ(深い)でした。
最後に、踏み込みをイメージして力をかけてみます。
アウトソールの切れ込みが活躍していますね。
同じNIKEの16cm表記子供靴でもモデルが違うと形状等様々違うことが良く分かりました。
以上、NIKEの子供靴「ダイナモフリー」と「タンジュン」の比較でした。
「ダイナモフリーが大きめ」という噂について考察
「ダイナモフリーが大きめ」という噂について考察してみます。
口コミ等で「ダイナモフリーは大きめだから…」と書かれる理由は、「他社の同サイズ靴と比較すると大きめ」と言われている可能性が高いと考えられます。
NIKEの子供靴は、一般的に売られている子供靴とサイズが異なります。
そして小さい子供靴ほど一般の靴との差が大きいためか「NIKEの子供靴は大きめ」という口コミが多い印象です。
NIKE子供靴のサイズについては、こちらの記事↓を御覧ください。
そのため、ダイナモフリーもNIKEの靴だから他社の子供靴と比較すると大きめと言われていると考えられます。
まとめ
NIKEの人気子供靴「ダイナモフリー」が同じNIKEの「タンジュン」と比較して大きめなのかを調査するため、同サイズ(16cm)を比較しました。
インソール長を比較した結果、ダイナモフリーは「大きめとは言えない」ことが分かりました。
そのため、ダイナモフリーが大きめと言われる理由は「他社の同サイズ子供靴と比較しているため」と考えられます。
靴のサイズ表記はあくまでも目安。
履いてみなければ分からない。
でも、やっぱり情報があれば、足に合った靴を見つけられる近道になると思って記事を書いています。
だから、この記事がお子さんの足にあった靴を見つけるために、少しでも役立てたら幸いです。