本記事は、子供用の激安フットメジャーを購入して試したレビュー記事です。

自宅にあると便利な足長計測用の「フットメジャー」。しかし、あんまり安いものだと、↓こんな↓不安を持つママもいるはず。
子供用のフットメジャーが家にあれば便利だけど…
・本当にちゃんと計測できるの?
・誰でも計測できるものなの?
・安全なものなの?
えぇえぇ、分かります。安く入手できれば嬉しいけど、使えるものでなければ意味がないし、子供の足に触れるものだから安全性も気になりますよね。
当サイトで激安フットメジャーを購入して検証したところ「安全にちゃんと計測できる。ただし注意点もある」と結論が出ました。
本記事では、「激安フットメジャー」について紹介・調査・レビューしますので、購入前に一読すると安心できると思います。
子供用フットメジャーは”激安”で売っている

「子供用フットメジャー」とは、子供の足の長さ(足長)を計測するための道具で、ネットで検索すると激安で売られています。
例えば、楽天の中でも色々なお店で販売されています。
値段はお店によって設定が違いますが、販売しているものは2種類に絞ることができます。
①500円以下のもの:計測目盛が~20cm
②500円以上のもの:計測目盛が~23cm
※筆者が楽天をじっくり観察した結果ですので概ね↑こんな感じですが例外もあります
筆者は、送料込280円で色はグリーンを購入しました。※値段は変更になることもあるので、購入時はご自身でご確認くださいね
本体の重さを測ったところ、43.5gでした。つまり、定形外郵便で送られた場合送料120円…総額280円-送料120円=本体価格160円ってことですかね。…ふむ。安いです。
ちなみに購入したこの商品、詳細情報がないのですが、中国の通販サイトAliexpressでたくさん出品されているところを見ると、おそらく中国で作られているのでしょうね。
激安フットメジャーの詳細確認と計測準備
購入した激安フットメジャーは、かかとを合わせ、つま先に白い可動部を合わせて長さを測るものです。
激安フットメジャーの安全性は問題なし

あんまり安いと心配になる安全性ですが、見ても触っても使ってもケガするような心配はありませんでした。
購入した店の商品ページによると素材はABS。電化製品や楽器など身近なところでよく利用されているプラスチックですね。
実際に届いた激安フットメジャーは、触るとつるつるで、角などにもギザギザしたところ(所謂『バリ』)などがなく、足を乗せても安心です。
計測してみても、足や指が挟まるような心配がないため、安全性は問題ないと判定しました。
目盛り範囲は20cmまで0.5cm刻み
激安フットメジャーの計測用目盛り範囲は6cm~20cmです。0.5cm刻みに連番数字がついている右側の「CHN」は、どうやら中国の靴サイズを表すようです。

余談ですが…CHN目盛りがあるところを見ると、中国向けに製造されたフットメジャーと考えられますね。靴の表記方法は違えども、同じ「cm(センチメートル)」で計測する日本でも販売している、というところでしょうか。
大きな市場向けの大量生産…激安で作れる理由がなんとなく想像できてきました。
激安フットメジャー測定前に足軸線を書いて準備
激安フットメジャーは計測する前に、足軸線を確認する必要があります。
というのも、フットメジャーをそのまま使おうとしても足軸を合わせる場所がどこだか分からないんです。
日本のくつのサイズは規格「JIS S 5037」で定められています。JIS規格に準じた「足長」の定義を分かりやすく書くと、以下の様になっています。
足軸:かかとの一番後ろ(踵点)から人差し指の先端を結ぶ直線
足長:踵点から一番長い指までの、足軸と平行の長さ
つまり、この足長を計測するためにはまずフットメジャーに足軸を合わせる必要があるわけですね。
しかし、激安フットメジャーには、足軸を合わせる場所が明記されていません。だから、足軸の線を自分で確認する作業を行いました。
①フットメジャーのかかと中心部(踵の一番後ろになる部分)に印をつける
正確に中心をとりたかったので、フットメジャーの形に合わせて紙を切り(①-1)、半分に折り(①-2)、紙を合わせてかかとの中心に印をつけました(①-3)。
②かかと中心の印に定規を当てる
目盛りの横が丁度足軸を合わせる位置だと分かりました。
③足軸の線を引く
激安フットスケールで2歳の子供の足サイズを計測
準備が完了したら、いよいよ激安フットスケールで計測します。
大人4人が左右一回ずつ計測
計測は、以下の条件で行いました。
- 計測者:祖父・祖母・父・母
- 計測対象:2歳の娘(イヤイヤ期真っただ中・トイレトレーニング中断中・歌とダンスが大好き・真似っこ大好き)
- 計測方法:かかとの中心を合わる、人差し指の中心を足軸の線に合わせる、一番長い指に可動部を合わせる、両足均等に体重をかけた状態でメモリを読む
- 計測回数:左足、右足を計測者それぞれ一回ずつ
いざ計測。計測はスムーズながら苦労した点もあり
計測を始めてみると、大人が自分をかまってくれる雰囲気が嬉しいのか、娘はイヤイヤモードを発動せずに計測に協力してくれました。
そのため、計測はおおむねスムーズに進みましたが、苦労した点が2つありました。
計測で苦労した点
- かかとの中心を合わせたまま人差し指をフットメジャーに合わせるのが意外と難しい
- 左足が計測しにくい
一番計測に苦戦していたのは、祖母でした。かかとを合わせるのが難しいようで、4人の中で最も計測に時間がかかりました。
また、右足は計りやすいですが、左足は親指(娘の一番長い指)が可動部からはみ出るため計測しにくかったです。これは足軸が可動部の中心にないことが原因ですね。
計測結果は誤差0.5cm以下
計測の結果、右足は最大誤差4mm、左足は全員一致しました。
※メモリは0.5cm刻みなので、0.5cm未満の読み取りは目分量
0.5cmのメモリで計測して、0.5cm以下の誤差なので、今回の検証結果として激安フットスケールはちゃんと計測できると結論づけても大丈夫そうです。
激安フットメジャーの良いところは「安さと手軽さ」
計測をしてみた結果激安フットメジャーは安くて安全で手軽に計測できることが分かりました。
激安フットメジャーの良い点
- 安く購入できる
- 手軽に計測できる
- 安全性の不安なし
- カラーバリエーションが豊富で選べる
激安フットメジャーの今一つなところは「詳細不明な点」
激安フットメジャーを使ってみて、今一つと感じたところは詳細が不明なので予備知識や準備が必要なところです。
激安フットメジャーの今一つ残念な点
- 説明書や使い方、製造国などの詳細情報がない
- 足軸を合わせる線がなく説明書もないため、予備知識がなければ正確な計測ができない
- 子供のかかとを合わせたまま人差し指を合わせるのが難しい
- 左足は測りにくい
コドモくつ調査隊の希望として、いまいちな点の改善策案を一応書いておきましょう。
激安フットメジャーの改善策案
- 説明書をつけてください
- 足軸を合わせる線が欲しいです
- かかとがずれないようにベルトで固定できると嬉しいです
- 可動部は足軸の線を中心にしてください
まとめ
送料込ワンコイン以下で購入できる「激安フットメジャー」を購入して試してみたところ、足軸を合わせる線がないため、予め線の位置を確認するなどの準備は必要ですが、安全性に不安なところはなく、足の長さを計測することができました。
子供の身長を記録する身長計や、体重計と同様に、フットメジャーも一家にひとつあると成長の早い子供の足サイズを把握できて便利ですね。
激安フットメジャーの構造は単純ですので、同様の商品が100円均一ショップに並ぶ日も近いかもしれませんね。これから商品開発するなら、是非、本サイトの改善策も加味して作っていただければ幸いです(^^)