本記事は、表記サイズ16cmの子供靴を比較して、メーカーによって大きさが違うのかを検証した記事です。
靴屋さんには複数メーカーの靴が並んでいますよね。そんな中からお子さんに合った子供靴を選ぶときに、↓こんな↓疑問を持つママもいるはず。
ママの疑問
同じサイズ表記の子供靴でも、メーカーによって大きさが違うって本当なの?
筆者も、漠然と「メーカーによって大きさが違う」ことを認識していましたが、目で見て確認したいと常々思っていました。
そこで本サイトでは、ママの疑問に答えるため(と、筆者の確認したい欲求を満たすため)に、同じサイズ表記の子ども靴を比較してみました。
確認した結果、ママの疑問の答えが出ましたよ。
やはり同じサイズ表記の子供靴でも、メーカーによって大きさが違います。
本文では、16cmサイズの子供靴5足の大きさを「中敷き」を使って比較しましたので、どうぞご覧くださいませ。
- 子供靴のサイズはメーカーによって違うのか確認する
- まとめ
子供靴のサイズはメーカーによって違うのか確認する
目的:サイズ表記が同じ靴でもメーカーによって大きさが違うのか確認する
まず、今回の目的を明確にしておきます。
・目的
サイズ表記が同じ複数メーカーの子供靴を比較し、メーカーによって大きさが違うのか確認する
・おまけの目的
同じメーカーの別商品を比較し、大きさが異なるのか確認する
筆者の本音を言えば、メーカー毎の特徴まで言及できれば良いのですが、、何せ弱小サイトで、時間も予算も限られているため…欲張らず「メーカーによって違う」ことを確認するまでを今回の目的としときました。
また、ちょうどIFMEの外履きと上履きの16cmサイズがあったので、おまけの目的も設置してみましたyo。
比較対象:16cmサイズ表記の子供靴5足(4メーカー)
比較対象としたのは、表記サイズ16cmの子供靴5足(4メーカー)です。
選定理由は、筆者の手元にあったから。それだけ!何せ弱小サイトなもので…(←2回目の言い訳)( ´∀` )
子供達が実際に履いた靴なので汚れてる靴もありますね。すみません。
1つずつ紹介します。
1.NIKE(ナイキ)タンジュン[表記サイズ:cm 16]
エントリーナンバー1番の子供靴は、本サイトでイロイロ調査するために購入したNIKE(ナイキ)のシューズです。
シンプルデザインで通気性がよさそうなので、娘の足がこの靴に合う日が来るのを期待して待っているところです。
NIKEの公式通販サイトで購入したのですが、16cmまではベビーシューズという括りとなっていて『ベビーシューズ ナイキ タンジュン』という商品名で販売されていました。楽天でも多くの店舗で扱われていますね。
NIKEのサイズ表記は、16cm表記の靴でも足長16cmの人向けに作ったものでないことがNIKEサイズ表に明確に記載されています。比較対象として分かりやすい結果を出してくれそうですね。
参考:NIKEサイズ表を読み解いた記事はコチラです↓
2.IFME(イフミー)IFME LIGHT [表記サイズ:16.0cm]
エントリーナンバー2番は、娘が現役で毎日履いているIFMEの子供靴です。
よごれてますねー、すみません。
足を守る役割を保ちながら軽量化された「IFME LIGHT(イフミーライト)」シリーズの品番22-7202です。この22-7202は「SHOE PLAZA」や「靴流通センター」などを運営する「チヨダ」の限定モデルらしいです。今知りました。
履きやすく動きやすいようで、娘も喜んで履いています。
2020年モデルのIFME LIGHTシリーズは↓こんな感じです。
3.IFME(イフミー)上履き [表記サイズ:16.0cm]
エントリーナンバー3番の子供靴は、娘の上履きです。準備したものの、ほとんど園内では裸足で過ごしているようなので、ほぼ新品です。通気性がよく、マジックテープタイプの上履きなのでコチラをえらびました。
4.NewBalance(ニューバランス)KT300[表記サイズ:JPN 16]
エントリーナンバー4番は、息子が昔履いていたNewBalance(ニューバランス)の子供靴です。
ヒモ靴と見せかけての、スリッポンタイプのスニーカーです。おそらく2016年発売の商品なので、現在でも購入できるか分かりませんが、在庫があるお店もあるかもしれませんのでリンク↓を貼っておきます。
5.LAUGH SHOES(ラフシューズ)[表記サイズ:16.0cm]
最後になりました。エントリーナンバー5番は、結婚式にお呼ばれした時に息子が1,2度履いた靴です。靴の準備を忘れていて、フォーマル風な黒い靴を求めて西松屋で急遽購入した思い出があります。
正直、メーカーについての詳細が分かりませんが、靴に書いてある情報から本サイトではメーカー名を『LAUGH SHOES』ということにしておきます。
方法:中敷きの長さを比較
さて、お次は比較方法を決めましょう。
・方法
中敷きの長さを計測して比較する
靴の大きさと一口に言っても、幅や高さ、形状、それにアッパー部分のつくりなども影響するものだろうと思いますが、、今回は、数値化出来るところで最も分かりやすいので「中敷きの長さ」で比較することにします。
方法をもう少し具体的に書いておきます。
・測定箇所
中敷きのかかと部分中央から垂直につま先部分までの長さ[0.1cm単位まで]
・使用する道具
定規
手元にあった30cmの定規を使って、中敷きの長さを手で測ります。
ちなみに、過去の洗濯などによりインソールの大きさが多少縮んでいる可能性も否定できませんが、今回は考慮しません、あしからず。
測定:かかとの中心から垂直に計測
さて。それでは測定していきます。
右足の中敷きを取り出しました。
取り出したインソールを並べてみます。あら、なんだか身体測定の順番を待つ子供達みたい。
それでは、一人ずつ計測していきましょう。
一番、ナイキくん。
かかとの中心を定規の0に合わせて、そこから垂直に長さを測ります。
測定結果、NIKE君の中敷きの長さは17.6cm。大きいですねー。
サクサク行きますよ。
2番、イフミーライト君。
インソールが平面ではなくカップ状になっているので、立体的にみてココカナってところから計測しました。
測定結果、IFME Light君の中敷きの長さは16.8cm。
3番、イフミー上履きくん。
測定結果、IFME 上履き君の中敷きの長さは16.4cm。
お次は4番、ニューバランス君。
測定結果、NewBalanceくんの中敷きの長さは16.6cm。
最後になりました。
5番、ラフシューズ君。
測定結果、LAUGH SHOESくんの中敷きの長さは15.8cm。お、小さい。
結果:やっぱりサイズ表記が同じでも大きさが違う
同じサイズ表記の5足ですが、計測の結果から大きさが違うことを確認できました。
測定結果のグラフを見ると、5種類4メーカーの靴は全て中敷きの長さが違うことが分かります。
つまり、同じサイズ表記の靴でも、メーカーが違ったら大きさが違う、また、同じメーカーでも同じ大きさではないというのは真実のようです。
次節で考察してみましょう。
考察:足入れサイズと靴型サイズ、さらにオリジナルサイズ表記が存在
測定結果を考察すると、サイズ表記の基準がすべてのメーカーで同じではないと考えられます。
ここで、言葉の定義を書いておきます。
足入れサイズ:履く人の足のサイズ(「16cm表記」の靴は、16cmの足の人向け)
靴型サイズ:靴型のサイズ(「16cm表記」の靴は、靴の内寸が16cm)
グラフを見ると、中央の3足 [ IFME Light / IFME上履き / NewBalance ] は、16cmの足の子供向けに作られた「足入れサイズ」と思われます。
左端の「LahghShoes」は、中敷きサイズが16cmに満たないところを見ると16cmの子供の足にはきつくて履けませんね。これはおそらく「靴型サイズ」の靴なんですね。
そして、NIKEの「サイズ16cm」は足の長さ16.7cmの子に対応しているようです(NIKEサイズ表より)。つまりNIKEは足入れサイズでも靴型サイズ表記でもないってことです。
この様に、子供靴の大きさは、メーカーによる設計の違いだけでなくサイズ表記に対する考え方の違いも大きく影響すると言えそうです。
また、同じメーカーであるIFMEの2足も、モデルが違うと全く同一ではないようです。
今回比較した2足は、カップ形状と平面形状の中敷きなので計測箇所の選定による違いや測定誤差もあるかと思います。
そこで、靴本体の長さも並べて比較してみたところ、同じではないことが分かりました。
同じメーカーの同じサイズ表記でも、同一形状とは限らない、というのが今回の結論ですね。
まとめ
子供靴のサイズはメーカーで違うのか検証するために、同じサイズ表記の靴5足(4メーカー)を計測した結果、5足全ての中敷き長が違うことが確認できました。
メーカーにより、サイズ表記が履く人の足に合わせているものと、靴のサイズに合わせているものと、それ以外のサイズで表記するものがあって統一されていないんですね。
日本では、基本的には履く人の足に合わせたサイズ表記(足入れサイズ)とされていますが、同じ日本で買った子供靴でも、今回のように足入れサイズの靴だけではないことがよく分かりました。
今回の結果を見ると、例えば『今まで履いていた靴が〇cmできつくなってきたから、今回は〇.5cmにしよう。』という決め方をした場合、メーカーが変われば期待する大きさの靴じゃない可能性も大いにあるってわけですよね。
靴のサイズ表記がメーカーによって違うからこそ、大事なのは、子供の足サイズを計測して状態を把握し、履いてみて靴を選ぶこと。
まずは計測し、計測結果を基に表記サイズは目安にして選んであげたいですね。
この記事が、お子さんに合った靴を選ぶための一助となれば幸いです。